中南米のバナナ産出国の中では比較的治安が良く、政治が安定しているコスタリカ。バナナ、コーヒー、パイナップルなどが主要農産物で、年間200 万トンの生鮮バナナを輸出、その内約5 千トンが日本へ輸入されています(2016 年)。
ロブソンのバナナピューレ、バナナパウダー、濃縮透明果汁、グリーンバナナパウダーなど各種バナナ製品はエクアドル、コスタリカ、コロンビアを中心に中南米で栽培されたキャベンディッシュバナナを使用しています。
フィリピンもコスタリカも同じ緯度帯に位置していますが、フィリピンの低地の年間平均最高気温は33度、平均最低気温は24度と、コスタリカ低地の27度/17度と比べると高くなっています。そのため、フィリピンでは昼夜の寒暖差を確保し、バナナの糖度を上げるために高地栽培が行われています。コスタリカは低地でもフィリピン高地とほぼ同じ気候のため、わざわざ高地・高原で栽培する必要がありません。
世界中で愛されているバナナのブランド「チキータ」。中南米を拠点とし100年以上に渡りバナナを栽培/供給し続けているチキータは、世界でも有数の取扱量を誇るバナナのトップブランドです。ブランドアイコンであるブルーのラベルは、皆さま一度はお目にかかったことがあるのではないでしょうか?
高品質なバナナを皆さまにお届けすることはもちろんですが、1992年からはサステナビリティをコンセプトにいち早く据え、バナナの産地である熱帯雨林の環境保全だけでなく、農園で働く人々の生活や地域の活性化への貢献に取り組んでおります。2017年にはその活動が称えられ、レインフォレストアラインアンスよりチャンピオン賞を授与されました。
コスタリカは生物多様性世界1 で、固有種や絶滅危惧種など貴重な生物を保護している国としても有名です。
チキータは90 年代初頭から野生生物だけでなく、土壌や水源の保護、労働者の適正な給与/地域社会の生活向上、子どもたちの医療・教育の保障などを通じて真に持続可能なバナナ栽培を目指して公的機関・国際機関などと連携して栽培・製造に取り組んでいます。面積当たりの収率向上に取り組み今までに400 ヘクタール以上のバナナ農園を森林に戻す、二酸化炭素排出量を2013 年以前と比べて年間29% 減らすなどの実績を挙げています。
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